精油3種の使い分け|ゼラニウム・ラベンダー・オレンジ
2026/08/10
精油は、本数を増やす前に手持ちの3本を使い分けられるようになるほうが先です。ゼラニウム、ラベンダー、オレンジスイート。この3本があれば、日常のリラックスケアはひととおり組み立てられます。
初めて精油を手にした方がまず迷うのは、「どれをいつ使うのか」と「何滴入れればいいのか」の2点です。この2つには明確な考え方があります。香りの立ち方が3本とも違うため1滴の重みが異なること、そして濃度は1%を基準に組み立てること。ここを押さえれば、あとは組み合わせの応用です。
1994年の創立以来32年、通信講座でセラピストを育ててきた当学院が、教材に3種の精油を同梱している理由もここにあります。この記事では、3本それぞれの香りの性格、ブレンドする順番、キャリアオイルでの薄め方、そして使うべきでない場面までを具体的な数字とともに解説します。後半ではメディカルアロママイスター講座の教材内容と受講料もご紹介します。
目次
1. 3本はそれぞれ香りの立ち方が違う
同じ1滴でも、3本の精油は感じ方がまったく違います。この差を先に知っておくと、選ぶときに迷わなくなります。
オレンジスイート
最初に香りが立ち、そして早く飛びます。柑橘の果皮から採られるため、誰にとってもなじみのある香りです。アロマが初めての方や、香りに慣れていない相手に使うなら、まずここから始めます。
ラベンダー
3本のなかで最も中間的な位置にあります。立ち上がりも消え方もゆるやかで、単独でも他と組み合わせても成立します。夜の時間帯に選ばれることが多い1本です。
ゼラニウム
香りが長く残ります。青みのある甘さで、好みが分かれるのもこの1本です。少量でも存在感があるため、入れすぎに注意が必要になります。
- オレンジスイート:立ち上がりが早く、短時間で変化する
- ラベンダー:全体をまとめる中間の位置
- ゼラニウム:残り方が長く、少量で効く
3本を順に嗅ぎ比べるときは、間に30秒ほど時間を置いてください。続けて嗅ぐと鼻が慣れてしまい、違いがわからなくなります。
2. ブレンドは重い香りから数える
2本以上を混ぜるときは、残り方の長い香りから先に入れます。順番はゼラニウム、ラベンダー、オレンジスイートです。逆から入れると、最後に足した1滴で全体の印象が決まってしまいます。
比率の考え方も単純です。最初の組み合わせなら、残りの長い香りを1、短い香りを2にする。たとえば全部で3滴なら、ゼラニウム1滴にオレンジスイート2滴。ここから好みに応じて動かしていきます。
3本すべてを使うなら、ゼラニウム1滴、ラベンダー2滴、オレンジスイート3滴の合計6滴が出発点になります。この配分で一度作り、そこから足し引きするほうが、毎回思いつきで混ぜるより早く自分の型が決まります。
混ぜた直後と5分後では香りの印象が変わります。作ってすぐ判断せず、少し時間を置いてから確かめてください。この待ち時間を省くと、判断を誤ります。
なお、アロマの香りとストレッチの手技を組み合わせて学べる講座としては、アロマ・ストレッチWセラピー講座という選択肢もあります。
3. 濃度1%、10mlに2滴が基準
精油は原液のまま肌につけません。キャリアオイルで薄めてから使います。この工程を省くと、香りの問題ではなく肌の問題になります。
基準は濃度1%です。精油1滴はおよそ0.05ml。キャリアオイル10mlに対して2滴を入れると、ちょうど1%前後になります。この数字を覚えておけば、量が変わっても計算できます。
- キャリアオイル10ml:精油2滴(濃度およそ1%)
- キャリアオイル20ml:精油4滴
- キャリアオイル30ml:精油6滴
作ったら使い切る
混ぜたオイルは長く置かず、1か月を目安に使い切ります。作る量を欲張らず、10mlずつ作るほうが結果的に無駄が出ません。容器は使う前に洗って完全に乾かし、直射日光の当たらない場所で保管します。
本講座の教材にはキャリアオイルとしてスイートアーモンドオイルが同梱されています。何を買えばいいのか迷わず、届いたその日から実際に薄めて試せる構成です。
4. 使わないほうがよい場面がある
使うべきでない場面を先に決めておくことが、精油を扱ううえで最も大切です。次に当てはまるときは見送ってください。
- 肌に傷、かき壊し、湿疹などがある部位
- 日焼けをした直後で、ほてりが残っている状態
- 発熱しているとき、体調がすぐれないとき
- 妊娠中、授乳中の方
- ぜんそくやアレルギーの既往がある方
- 皮膚の疾患などで治療を受けている期間
特に最後の3点は自己判断を避けてください。治療中の方、薬を使用している方は、始める前に主治医へ相談することをおすすめします。香りへの反応には個人差が大きく、医療機関の判断が優先されます。
初めて使う相手には、腕の内側に薄めたオイルを少量つけ、24時間ようすを見てから全身に使います。この一手間を飛ばさない方ほど、長く続けられています。
家族や友人以外の方に施術する場合は、備えも必要です。当学院の受講生・卒業生はセラピスト賠償責任補償制度に加入できます。この補償を完備している通信講座専門校は当学院だけです。
5. メディカルアロママイスター講座で学べる内容と受講料
精油の選び分けを書いてきましたが、香りを手技と組み合わせるところまで学ぶと使い道が一気に広がります。メディカルアロママイスター講座は、精油の基礎知識と北欧スウェーデンのクラシックマッサージを、自宅から学べる通信講座です。
届く教材の中身
- オリジナルDVD 2枚
- オリジナル実技テキスト 2冊
- オリジナル理論テキスト 1冊
- からだのしくみ事典(副読本)
- スイートアーモンドオイル
- 精油3種:ゼラニウム、ラベンダー、オレンジスイート
- 確認問題
実技修業科目と理論修業科目
実技は、全身セティングロングストローク、背面・骨盤トリートメント、下肢トリートメント、全身ロングストロークタッチ、腹部トリートメント、上肢トリートメント、胸部・頸部トリートメント、全身ロングストロークの8科目です。
理論は、スウェディッシュの歴史、スウェディッシュとは、使用されるテクニック、トリートメント効果、禁忌・注意事項、タオルの使用について、筋肉・骨格について、キャリアオイル、精油という構成になっています。
受講料と期間
- 通常価格 77,000円(税込)
- 資格支援特別価格 29,900円(税込)※特別価格は時期により変動します
- クレジット24回払いなら月々1,414円
- 標準学習期間 2ヶ月〜8ヶ月、最長1年まで受講可能
- 試験料・認定料・送料・更新料はすべて無料
- 確認問題1回提出後、認定証3枚を発行(GBC認定1枚、ITSA認定2枚)
取得できるのはメディカルアロママイスターと、商標登録済みのメディカルホームドクターセラピストです。ご希望の方には厚生労働大臣認可の全国整体療法協同組合認定証も発行できます。詳細は認定証のご案内をご覧ください。カリキュラムの全体像はメディカルアロママイスター講座のページにまとめています。
6. よくある質問
精油は3本だけで足りますか?
本講座の実技はゼラニウム、ラベンダー、オレンジスイートの3種で組み立てられています。まずこの3本を使い切るところまで進めてください。本数を増やすのは、3本の違いが自分の鼻でわかるようになってからで遅くありません。
キャリアオイルは別のものでもいいですか?
教材にはスイートアーモンドオイルが同梱されているため、追加購入は不要です。将来的に別の種類を試す場合も、まずは1%という濃度の基準を変えずに、オイルだけを入れ替えて違いを確かめる進め方が確実です。
アロマが未経験でも実技まで身につきますか?
DVD2枚と図解入りテキストで、手の動きと精油の扱いを繰り返し確認できます。わからない箇所はメールで質問でき、回数の制限はありません。確認問題は100点満点で80点以上が合格、不合格でも再試験は無料で何度でも受けられます。
修了後はどんな場面で使えますか?
家族へのリラックスケアから、既存サロンへのメニュー追加、自宅サロンや副業まで応用できます。修了後は就職・開業の相談や備品購入のサポートも受けられます。学習の進め方とサポート内容は充実の教育プログラムにまとめています。



