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セラピストの休憩の取り方と施術の合間の使い方

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セラピストの休憩の取り方と施術の合間の使い方

セラピストの休憩の取り方と施術の合間の使い方

2026/09/14

一人でサロンを回していると、休憩は「余ったら取るもの」になりがちです。60分のメニューを1日4件入れれば、施術そのものだけで240分。その前後に片付けと記録と受け入れが挟まり、気がつくと座らないまま夕方になっている、ということが起こります。

ただ、休憩は1時間まとめて確保しないと成立しないものではありません。実際に効いてくるのは、施術中に手が受け手から離れる数十秒、施術と施術の間に残る数分、そして1日の終わりの数分です。この記事では、その3つの層に分けて、何を何秒やるかという形で組み立てます。特別な道具も、営業時間を削る判断も必要ありません。

目次

グローバルボディケア総合学院

グローバルボディケア総合学院

ご自宅で開業したい方やセラピストとして独立したい方の背中を後押しできるよう、様々な技術を取得できる通信講座をご用意いたしました。経験豊富な講師による手厚いサポートで、未経験の方を応援いたします。

1. 休憩は「まとめて取る」では回らない

60分メニューを90分枠で組むと、施術以外に使える時間は1件につき30分です。そのうち片付けに15分、記録と次の受け入れの準備に10分ほどかかるので、自分のために残るのは5分前後になります。この5分を4件分足しても20分です。昼に1時間まとめて休むという設計は、そもそも枠の中に入っていません。

枠の作り方そのものについてはサロン予約枠の組み方で扱っています。ここではその枠を動かさない前提で、中身の使い方だけを考えます。

立っている時間は60分の施術で50分前後

ベッドを使う施術では、60分のうち施術者が立っているのは50分前後です。座位や膝立ちを挟む手技でも、上体を前に倒している時間が長くなります。この姿勢が4件続くと、休みが足りないのは体力ではなく、同じ姿勢が切れないことのほうが大きくなります。

逆に言えば、姿勢が一度でも変われば、そこは回復の場面として使えます。長さより回数で確保する、という考え方に切り替えたほうが現実的です。

3つの層に分けて考える

  • 施術中に手が離れる場面(1回10〜20秒、60分で6〜8回)
  • 施術と施術の間に残る5分前後(1日4件なら4回)
  • 1日の終わり(5〜10分)

この3つは目的が違います。1つ目は姿勢を切ること、2つ目は座って水を飲むこと、3つ目は翌日に持ち越さないことです。全部を1つの休憩でまかなおうとすると、どれも中途半端になります。

2. 施術中に手が離れる6〜8回の使い方

施術の最中、手が受け手から完全に離れる場面は60分で6〜8回あります。タオルを掛け替えるとき、体位を変えるとき、オイルを足すとき、道具を持ち替えるときです。1回あたりは10〜20秒、合計しても2〜3分にしかなりません。ただ、この2〜3分は姿勢を切るには十分な長さです。

肩を回すのは片側3回・20秒

前傾が続いたあとは、肩を前回し・後ろ回しで片側3回ずつ回します。両側で20秒ほどです。背中側で手を組んで胸を開く動きを足しても、合計30秒を超えません。受け手が目を閉じている場面で行えば、施術の流れを止めずに済みます。

手の側は、指を大きく開いて閉じる動作を10回、15秒ほど。母指で押す工程が続いたあとは、母指を手のひら側に軽く倒して10秒置くだけでも、握り込んだ形から離れます。

やってはいけないこと

  • 受け手に触れたまま自分の姿勢を大きく動かさない。圧が変わります
  • 手を離している間に、次の工程の道具を取りに歩かない。移動を挟むと休憩になりません
  • 音を立てない。BGMより大きい動作音は、受け手の注意をこちらに向けます

なお、この数十秒は施術の一部ではありません。受け手に「今、肩を回しています」と伝える必要はなく、無言のまま済ませて問題ない場面です。

3. 施術と施術の間に残る5分の中身

片付けと準備を終えたあとに残る5分前後を、何に使うかを先に決めておきます。決めていないと、SNSの確認や在庫の発注にそのまま吸い込まれ、座らないまま次の受け手が来ます。

座るのは1回60秒

椅子に腰を下ろすのは1回60秒で足ります。立ったまま壁にもたれるのとは、脚にかかる状態が変わります。座る場所は施術室の中でも外でもかまいませんが、施術用の椅子とは別に、自分が座るための1脚を決めておくと迷いません。座ったまま両腕を体の横に下ろし、力を抜いて30秒置きます。

水は200mlを1日5回

コップ1杯200ml前後を、朝・各施術の間・終業後で1日5回ほど。ボトルを施術室の外に置いておくと、取りに行く動作がそのまま歩く時間になります。サロンの洗面所の位置と用意で触れたとおり、施術者は1件につき3回手を洗い、1日4件なら16分前後を手洗いに使います。その往復のついでに水を取る動線にしておくと、別枠の時間を作らずに済みます。

窓を開ける5分と重ねる

施術と施術の間には、サロンの換気のタイミングで挙げた5分の換気が入ります。窓を開けて空気を入れ替えている間は、部屋の中で細かい作業をしても意味が薄い時間です。ここに座る60秒を重ねると、5分の中で2つが同時に片付きます。

逆に、この5分で記録を書き始めると、次の受け手が来るまでに終わらないことがあります。記録は片付けの15分の中に入れて、残りの5分には持ち込まないほうが回ります。

4. 1日の終わりと、翌日に残さない区切り方

最後の施術が終わったあと、片付けをして帰る前に5〜10分だけ区切りを入れます。ここを飛ばすと、翌朝の1件目に前日の続きのまま入ることになります。

腕を下ろす30秒、足を上げる2分

椅子に座り、両腕を体の横に下ろして力を抜いた状態で30秒。そのあと、床に座って足を壁に立てかけるか、椅子の座面に足を乗せて2分。動作としてはそれだけです。ここで大きく動かしたりストレッチを長く続けたりする必要はありません。

手については、指を1本ずつ反対の手で軽く伸ばして、片手30秒。母指を多く使った日は母指の付け根を長めに取ります。

同じ件数を3日続けない

4件の日を3日続けると、3日目の最後の施術で姿勢が崩れやすくなります。予約を受ける段階で、4件の日のあとには2〜3件の日を挟む、あるいは週に1日は施術を入れない日を作る、という形で先に決めておきます。空けた日を後から埋めない、と決めておくことがこの設計の要点です。

痛みが出ている場合

腕や腰、手首に痛みが出ている間は、受け手に触れる施術を控える判断をします。休憩の取り方で対処する話ではありません。痛み・しびれ・腫れを伴う場合や、それらが数日続く場合は、医療機関を受診してください。セラピストは自分の体についても、原因を判断する立場にはありません。予約が入っている日については、無理に当日まで持ち込まず、早い段階で振り替えを伝えるほうが双方にとって確実です。

5. 全身を使う施術ほど設計が要る

手技によって、1件で使う体の範囲は大きく違います。椅子1脚で上半身だけを扱う施術と、床の上で自分の体重を乗せながら全身を扱う施術とでは、同じ60分でも残り方が変わります。後者を選ぶなら、休憩の設計は最初から組み込んでおいたほうが続きます。

タイ古式マッサージ講座

タイ古式マッサージ講座は、2,500年以上前にタイの仏教寺院で生まれた伝統療法を扱います。衣服を着たまま受けられ、オイルを使いません。実技は仰向け調整・横向き調整・うつ伏せ調整・座位調整の4つの体位に分かれ、パームプレス、フットプレス、フィンガーサークル、パームサークル、ストレッチを学びます。体位が4つに分かれているぶん、施術者側も姿勢が切り替わる場面が多い構成です。

理論は、タイ古式マッサージの歴史、5つの作用、センについて、スタイル、禁忌事項、解剖学。教材はDVD3枚、実技テキスト3冊、理論テキスト、筋肉の名前としくみ事典、確認問題です。

  • 受講期間:標準3ヶ月〜1年、最長1年
  • 受講料:通常143,000円のところ資格支援特別価格32,500円、月々1,537円の分割にも対応
  • 認定証:2枚(GBC・ITSA)

資格支援特別価格は時期により変動します。試験料・認定料・送料・更新料はすべて無料で、確認問題は100点満点80点以上で合格、再試験は無料で回数の制限がありません。学習中の質問はメールで受け付けています。

6. よくある質問

予約と予約の間を30分より長く空けたほうがいいですか

長く空けるほど休めますが、その分1日に入れられる件数が減ります。まず5分を確実に自分のために使う設計にして、それでも回らない日が続くようなら枠を広げる、という順番が現実的です。

施術中に肩を回すのは、受け手に失礼になりませんか

手が離れている10〜20秒の中で行うぶんには、受け手の側からは動作の切り替えにしか見えません。触れている最中に大きく動かないこと、音を立てないことの2点を守れば問題になりません。

1日に何件までなら入れてよいですか

一律の上限はありません。手技の種類、メニューの長さ、サロンの動線によって変わります。目安を外から決めるより、4件の日を3日続けたときに最後の施術で姿勢が崩れるかどうかを、自分で見ておくほうが確実です。

手や腕の痛みは休憩を増やせば軽くなりますか

そう考えないでください。痛みが出ている間は、受け手に触れる施術を控える判断をします。痛み・しびれ・腫れを伴う場合や数日続く場合は、医療機関を受診してください。セラピストは診断を行いません。

施術中に自分が体調を崩したらどうすればいいですか

その場で施術を中止し、受け手にその旨を伝えて日を改めます。無理に最後まで続けると、圧の加減が保てなくなります。万一に備えてセラピスト賠償責任補償制度のような備えを確認しておくと、判断が早くなります。

グローバルボディケア総合学院

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