自宅サロンに子ども連れで来るときの予約と待つ場所の決め方
2026/09/24
自宅サロンでは、受け手が子どもを連れて来ることがあります。預け先が見つからない日や、下の子がまだ小さい時期は、連れて来るしか方法がありません。断ると来られなくなり、受け入れ方を決めずに通すと、施術が何度も止まります。
この記事では、予約の時点で聞いておく3つ、子どもが待つ場所の広さと位置、施術者が手を止める回数の見込み、ベビーカーと荷物の置き場までを、数字を添えて整理します。子どもの年齢によって必要なものが変わるので、年齢別に分けて書きます。
目次
1. 予約のときに聞いておく3つ
当日になって初めて子ども連れだと分かると、待つ場所も枠の長さも間に合いません。予約を受けるときに3つだけ聞いておきます。
聞く3つ
- 子どもの年齢と人数
- ベビーカーで来るかどうか
- 途中で授乳やおむつ替えの時間が必要かどうか
この3つで、枠の長さと置き場が決まります。聞き方は「お子さま連れでも大丈夫です。年齢と人数だけ教えてください」の1文で足ります。断られると思っている受け手が多いので、先に受け入れる意思を伝えるほうが話が早く進みます。
年齢別の目安
- 0歳から1歳前半:抱っこかベビーカーで寝ていることが多く、手が止まるのは授乳とおむつ替えの2回前後
- 1歳後半から3歳:動き回る時期で、最も手が止まりやすい。目の届く位置が必須
- 4歳以上:椅子に座って待てることが多く、手が止まるのは声をかけられたとき1〜2回
枠の長さを変える
60分のメニューなら、通常90分で組んでいる枠を105分にします。増やす15分の内訳は、受け入れに5分、施術中に止まる時間に5分、退出の見送りに5分です。サロン予約枠の組み方で扱った枠の考え方を、子連れの日だけ延ばす形です。
1日4件のうち、子連れの枠は1件までにしておくと、後ろの予約がずれません。
2. 子どもが待つ場所の広さと位置
子どもが待つ場所は、施術者の目に入る位置に作ります。別室に置くと、様子を見るために手を止める回数が増えます。
広さと位置
- 広さは半畳、90センチ四方で足ります
- 位置は施術ベッドの足側で、ベッドから1メートル以上離します
- 施術者が立つ側とは反対側に置きます。オイルのワゴンや電源コードに手が届かない位置です
半畳という広さはサロンの待合スペースの作り方で扱った待合と同じです。待合をそのまま使えるなら、新しく場所を作る必要はありません。
置くもの
- 厚さ2センチ前後のマット1枚(90×60センチ)
- 座面の高さ25〜30センチの小さな椅子、または座布団
- 音の出ないもの3点まで(絵本、ぬいぐるみ、紙とクレヨン)
音の出るおもちゃは置きません。施術中のBGMは40〜50デシベルで流していることが多く、電子音はその上に重なります。おもちゃは受け手が持参する場合もあるので、予約のときに「音の出ないものなら持ってきてください」と伝えておきます。
触られたくないものを先に片付ける
施術室の中で、子どもの手が届く高さ(床から120センチまで)にあるものを、施術の前に確認します。オイルのボトル、タオルの山、電源タップ、ゴミ箱の4つは、先に高い場所か扉のある収納へ移します。所要は1分ほどです。
3. 施術中に手を止める回数と伝え方
子連れの日は、施術が止まることを前提に組みます。止まらない前提で始めると、止まったときに時間の計算が崩れます。
止まる回数の見込み
- 0歳から1歳前半:60分で1〜2回、1回3〜5分(授乳やおむつ替え)
- 1歳後半から3歳:60分で2〜4回、1回1〜2分(様子を見る、声をかける)
- 4歳以上:60分で0〜1回
合計すると、60分の施術で5〜10分が止まる時間です。予約枠を15分延ばしておけば、この分を吸収できます。
止めるときの手順
手を止める手順は、ほかの中断と同じです。押さえ拭きで1か所5秒、手を拭くのに30秒、合わせて1分弱で離れられる状態にします。詳しい流れは施術の途中での中断と再開にまとめています。
伝え方
- 受け手が気づいていないとき:「お子さまが起きられたようです。少し手を止めますね」
- 受け手が起き上がろうとするとき:「そのままで大丈夫です。私が見てきます」
- 再開するとき:「お待たせしました。一つ手前から戻しますね」
受け手は、子どもが騒ぐことを気にしています。謝られたときは「大丈夫です」と短く返し、そこで会話を長くしません。気にする時間が増えるほど、施術の時間が削られます。
記録の書き方
施術記録には「中断5分・同伴のお子さま対応」の1行だけを残します。次回の枠を組むときの材料になります。
4. ベビーカーと荷物の置き場
ベビーカーは玄関で止まりやすい持ち物です。置き場を決めていないと、受け入れに時間がかかります。
寸法の目安
- A型ベビーカーは幅45〜55センチ、畳んだ状態の奥行30〜40センチ、高さ100センチ前後
- B型は幅45センチ前後、畳むと奥行20〜25センチ
- 玄関の土間の幅はおよそ91センチ。靴に50センチを使うと、残りは40センチ前後
畳んだB型なら土間に入りますが、A型は入らないことが多くなります。屋外に置いてもらうか、玄関を上がってすぐの壁際に立てて置くかを、予約の時点で決めておきます。雨の日は屋外に置けないので、室内に入れる前提で場所を空けます。
受け入れの時間
子ども連れの受け入れは、大人1人のときの2〜3倍かかります。大人だけなら10〜15秒のところ、ベビーカーを畳んで荷物を置くと40〜60秒です。到着から施術を始めるまでは5分を見込みます。
荷物
- おむつやミルクの入ったバッグは、受け手の手の届く位置に置きます。ベッドの縁から50センチ以内です
- 子どもが待つ場所には荷物を置きません。中身を出して散らかる場所になります
玄関の通り道
ベビーカーを置いたあと、玄関から施術室までの通り道に幅60センチ以上を残します。子どもが先に走っていくことがあるので、通り道に物を出したままにしません。
5. 赤ちゃんと親子を扱う講座
子ども連れの受け手が続くようであれば、赤ちゃんへの施術そのものをメニューに加える方法もあります。ベビースマイルタッチセラピー講座では、赤ちゃんに触れる手技と、月齢ごとの進め方を学べます。
実技科目
- ストローク
- タッチング&スウィング
- フットアプローチ
- ウエストドレイン
- ボディスウィング
- アームストローク
- フェイスエフルラージュ
- Xライン
- 背部スパイラル
理論科目(一部)
- ベビーマッサージとは
- タイミング
- 基本ポイント
- 姿勢
- 月齢別赤ちゃんの特徴
- 準備
- 注意事項
教材と受講の条件
- 教材:DVD1枚、実技テキスト1冊、理論テキスト1冊、ベビー人形、スイートアーモンドオイル、確認問題
- 受講料:通常57,200円のところ、資格支援特別価格24,500円(57%OFF)、月々1,159円から
- 標準学習期間:1ヶ月〜3ヶ月(最長1年)
- 認定証:グローバルボディケア総合学院とITSAの2枚
ベビー人形が教材に含まれるので、練習相手がいなくても手技を確認できます。確認問題は100点満点で80点以上が合格、再試験は無料で回数の制限はありません。試験料・認定料・送料・更新料はかかりません。
※資格支援特別価格は時期により変動します。修了後に取得できる資格についてはW資格と就職サポートをご覧ください。
6. よくある質問
子ども連れをお断りしてもよいですか
設備や間取りの都合で受けられないことはあります。その場合は、予約を受ける前に「お子さま連れはお受けしていません」と書いて掲示し、予約のページにも載せておきます。当日に伝えると、受け手は来た意味がなくなります。
施術中に子どもが泣き出したら
手を止めて、受け手に伝えます。受け手が対応したい場合は、そのまま起き上がってもらい、時間を計り直します。残りが10分以内なら締めて終了にし、15分以上あれば再開します。
子どもの分も料金をいただくべきですか
子どもへの施術を行わないのであれば、料金は受け手の分だけです。枠を15分長く取ることで調整します。子どもにも施術を行う場合は、別のメニューとして料金を設定します。
子どもに触れてほしいと言われたら
学んだ講座の範囲であれば行えます。範囲外の場合は「その施術は学んでいないので行えません」と伝えます。また、セラピストは診断を行いません。子どもの体調について気になる点を相談されたときは、原因を推測して答えず、小児科などの医療機関の受診をすすめてください。



