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サロンの消耗品はいつ発注するか

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サロンの消耗品はいつ発注するか

サロンの消耗品はいつ発注するか

2026/09/11

オイルの残りが少ないことに気づくのは、たいてい施術の直前です。ボトルを傾けて出てこなかったとき、その日の予約はもう入っています。

消耗品を切らさないために必要なのは、まめに残量を見ることではありません。1件でどれだけ使うかを一度数えて、それを1か月の量に直し、届くまでの日数を引いて「いつ頼むか」を決めておくことです。決めてしまえば、あとは月に一度数えるだけで足ります。

この記事では、施術で使うオイル・ジェル・使い捨てシーツを例に、残り日数で発注のタイミングを決める手順をまとめます。

目次

グローバルボディケア総合学院

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1. 切らすと止まるものと、止まらないもの

サロンで使う消耗品は数えると20種類近くになりますが、切らしたときの困り方は同じではありません。まず3つに分けておくと、どれを厳しく管理すべきかがはっきりします。

切らすと施術ができないもの

キャリアオイル、トリートメントジェル、使い捨てシーツ、施術用のタオル。これらは代わりが利きません。オイルを切らした状態でオイルトリートメントの予約を受けることはできず、当日にドラッグストアで買える種類のものでもありません。この4つだけは、残り日数を常に把握しておく対象です。

代わりが利くもの

ペーパータオル、綿棒、コットン、ラップ。近所で買えるものは、切らしても当日中に手当てできます。厳密に数える必要はなく、開けた箱が最後の1つになったら足す、という運用で足ります。

なくてもその日は回るもの

アロマポットのキャンドル、ヒーリング用の備品、掲示物の用紙。これらは切らしても施術そのものは成立します。まとめて年に数回買えば済みます。

管理の手間は、最初の4つに集中させます。3つ目まで同じ熱心さで数えようとすると、続かずに全部が管理されなくなります。

なお、オイルは在庫を多く持てば安心という品目ではありません。開封後の使い切りの目安があるため、持ちすぎると使い切る前に状態が変わります。保管の考え方は施術オイルの保管方法で、タオル類の枚数と洗濯の回し方は施術タオル・リネンの管理でそれぞれ扱っています。

2. 1件でどれだけ使うかを数える

発注のタイミングを決める土台は、1件あたりの使用量です。ここが分からないまま残量を眺めても、あと何日もつかは出てきません。

キャリアオイル

60分の全身オイル施術で使う量は20〜30ミリリットルです。500ミリリットル入りのボトルなら、1本で16〜25件分になります。1日4件を入れる日が続けば、4〜6日で1本が空く計算です。背中と脚だけの短いメニューなら10〜15ミリリットルで足りるので、メニューごとに分けて数えておくと精度が上がります。

精油

10ミリリットルの精油瓶は、1滴を0.05ミリリットルとして約200滴入っています。1件で3滴使うなら約66件分です。1日4件で16〜17日、3種類を使い分けるなら1種類あたりの減りはさらに緩やかになります。オイルより長持ちしますが、開封後に置いておく期間が長くなる品目でもあります。

トリートメントジェル

部位別のジェル施術では1件15〜20グラム前後を使います。500グラム入りの容器なら25〜33件分、1日4件なら6〜8日で1つを使い切ります。オイルより減りが速い日があるのは、ジェルは伸びが短く、途中で足すことが多いためです。

使い捨てシーツ

幅80センチのロールタイプは100メートル巻きが標準です。1件で180センチ引き出すとして約55件分、1日4件なら13〜14日で1本がなくなります。ロールは残りが見た目で分かりにくく、芯が見えたときにはもう数件分しかありません。切らしやすいのはこの品目です。

数えるのは1回でいい

この作業は毎回する必要はありません。新しいボトルを開けた日と、空になった日を1度だけ記録すれば、その間の件数で割って1件あたりの量が出ます。以降はその数字を使い続けられます。

3. 1か月の量に直し、残り日数で見る

1件あたりの量が出たら、次は自分の営業日数を掛けて1か月分に直します。

掛け算は2回だけ

1件あたりの量に1日の件数を掛け、それに月の営業日数を掛けます。1日4件、月20日営業でジェルを使う場合、15グラム×4件×20日で1,200グラム。500グラム容器なら月に2.4個です。オイルなら25ミリリットル×4件×20日で2,000ミリリットル、500ミリリットルのボトルが月4本になります。

「残り何本」ではなく「残り何日分」で言い換える

棚を見て「オイルがあと2本」と思っても、それが何日分なのかは件数によって変わります。1日2件の週なら10日近くもち、1日4件が続く週なら5日で尽きます。在庫は必ず日数に置き換えて把握します。残り2本を1日4件で割れば、およそ8〜10日分という言い方になります。

使う日と使わない日を分ける

着衣で行う施術しか入っていない日は、オイルもジェルも1ミリリットルも減りません。逆にオイル施術が3件続けば、その日だけで75ミリリットル前後が出ていきます。週の予約の入り方に偏りがあるサロンでは、月平均ではなく「オイルを使う日が月に何日あるか」で数えたほうが実態に合います。

石けんやペーパータオルのように、施術の種類にかかわらず毎日一定して減るものもあります。こちらの数え方はサロンの洗面所の位置と用意で、1日の手洗い回数から割り出す形で扱っています。減り方の性質が違うので、同じ表に並べても構いませんが、計算のもとにする数字は別にしてください。

4. 発注点を決めて、月に一度数える

ここまでの数字がそろえば、発注のタイミングは計算で出ます。

届くまでの日数を調べる

ネット通販で扱っている汎用品なら、注文から2〜4日で届きます。メーカーや専門店からの取り寄せになるものは7〜14日みておく必要があります。同じサロンで使う品目でも、この日数はばらばらです。一度だけ、品目ごとに調べて書き出しておきます。

発注点は「届くまでの日数+7日」

残りがこの日数分を切ったら注文する、という線を引きます。届くまで4日かかるジェルなら、4日に予備の7日を足して11日分。1日60〜80グラム使うなら660〜880グラム、つまり500グラム容器が残り2個を切ったら注文、となります。予備の7日は、予約が急に増えた週や、配送が遅れたときのためのものです。

紙1枚にまとめる

品目名、1日の使用量、発注点、前回頼んだ日。この4列だけの表をA4の紙1枚に作り、消耗品の棚に貼っておきます。品目は多くても10〜12行に収まります。頭で覚えようとすると、忙しい週に必ず抜けます。

数えるのは月に一度、同じ日に

棚卸しは毎月同じ日に行います。月初の1日でも、給料日でも構いませんが、日付を固定することが大事です。10品目を数えて紙に書き込むまで10分ほどで終わります。発注点を下回っているものだけを、その場でまとめて注文します。

切らしてしまったとき

それでも間に合わないことはあります。その場合は当日の予約を受けたまま代用品で乗り切るのではなく、メニューを変更できないかを先に検討してください。オイルがない日にオイル施術を無理に行えば、量が足りず摩擦が増えます。着衣で行える内容に振り替えるか、日程をずらすかを、来店前に連絡して決めます。

なお、いつもと違う製品を急に使うことは避けてください。受け手の肌に赤みやかゆみが出た場合、その部位の施術は中止し、以降は触れずに終えます。セラピストは症状の原因を判断する立場にないため、赤みやかゆみが数日続くようであれば医療機関の受診をすすめてください。施術者自身の手に同じことが起きた場合も同様で、症状が出ている間は受け手に触れる施術を控える判断が要ります。

5. オイルとジェルの両方を扱う講座

消耗品の管理が難しくなるのは、性質の違う施術を並行して受けているときです。オイルを使う日と使わない日が混ざり、減り方の速度が品目ごとに変わります。

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6. よくある質問

まとめ買いしておけば管理しなくてよいのでは

オイルや精油には開封前でも品質が保たれる期間があり、半年分をまとめて置いておくと使い切る前に期限が来ることがあります。予備は7日分を目安にして、回転させながら使うほうが結果的に無駄が出ません。使い捨てシーツやペーパー類のように傷まないものは、置き場所が確保できる範囲でまとめても構いません。

1日の件数が週によってばらつきます

その場合は、多い週の件数で発注点を計算してください。少ない週に合わせると、忙しい週に必ず足りなくなります。多めに見積もって余った分は翌月に持ち越せますが、足りない日は施術そのものが成立しません。

棚卸しの日を忘れてしまいます

予約管理と同じ場所に入れてしまうのが確実です。毎月同じ日の営業終了後に「棚卸し10分」という予定を、施術の予約と同じ扱いで枠に入れておきます。空いた時間にやろうとすると、その時間はまず来ません。

使い捨てシーツの残りが分かりにくいです

ロールの側面に、残り3分の1あたりの位置で油性ペンの線を1本入れておいてください。線が見えたら、残りはおよそ18件分です。1日4件なら4〜5日分なので、その時点で注文すれば間に合います。芯が見えてからでは遅くなります。

何品目まで管理表に載せるべきですか

切らすと施術ができないものだけで足ります。多くのサロンで4〜6品目に収まります。表が20行を超えると見なくなるので、代わりが利くものは思い切って外してください。

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