足の施術で靴下とストッキングはいつ脱ぐ?置き方とはき直す場所
2026/09/26
英国式リフレクソロジーのように足を扱う施術では、受け手に靴下やストッキングを脱いでもらう場面が必ず出てきます。靴下なら座ったまま両足で30秒ほどで済みます。ところがストッキングやタイツは腰までつながっているため、ベッドの上では脱げません。着替えの場所へ案内して1〜2分待つ必要があり、その分だけ受け入れの段取りが変わります。
この記事では、脱いでもらうかどうかの決め方、予約の段階で伝えること、脱ぐ順番と脱いだものの置き方、オイルを拭いてからはき直すまでの流れを、時間と寸法の数字で整理します。
目次
1. 脱いでもらうかどうかは施術する範囲で決まる
足の裏だけか、膝下までか
足の裏だけを扱う短いメニューなら、靴下を脱いでもらうだけで足ります。ズボンの裾を上げる必要もありません。足首から膝まで手を進める工程が入ると、ストッキングやタイツの上からは施術できないため、脱いでもらうことになります。英国式リフレクソロジーは足の裏・側面・甲に加えて足首から膝までを扱うため、膝下を出す前提で段取りを組みます。
はいているものによって、かかる時間が違う
- 靴下:ベッドの縁か椅子に座ったまま脱げます。片足10〜15秒、両足で30秒前後です。
- ストッキング・タイツ:腰から下ろすため、人の目のない場所で1〜2分かかります。
- 着圧タイプのソックス:生地が固く、脱ぐのに2〜3分かかることがあります。医療用として主治医の指示ではいている場合もあるので、扱いは「6. よくある質問」を参照してください。
同じ60分のメニューでも、ストッキングの受け手は受け入れに3分ほど多くかかります。予約枠を組むときは、この差を見込んでおきます。
膝下を出すときは、覆う範囲も一緒に決める
膝下を出したら、膝から上はバスタオルで覆い、施術する側の足だけを開きます。スカートの場合は裾をタオルの下で膝上まで上げてもらいます。ズボンの場合は、裾が膝まで上がるかどうかで扱いが変わります。細身のパンツは膝まで上がらないことが多いため、次の章の「予約時の1問」で前もって把握しておきます。タオルで覆う範囲の決め方は施術中のタオルの露出範囲で詳しく扱っています。
2. 予約のときに1問だけ聞いておく
聞くのは1問だけ
予約を受けるときに「当日はストッキングやタイツ、細身のパンツでお越しの予定はありますか」と1問だけ聞きます。答えが「はい」なら受け入れを3分多く見込み、着替えの場所を空けておきます。「いいえ」なら、靴下をベッドの縁で脱いでもらう段取りで足ります。
予約確定の連絡に1行添える
予約確定の連絡には「足首から膝まで施術します。ストッキングやタイツは施術の前に脱いでいただきます」の1行を添えます。前もって伝えておけば、素足で来るか、替えの靴下を持ってくるかを受け手が自分で選べます。当日その場で初めて知らされるより、受け手の戸惑いが少なくなります。
脱ぐ場所を用意する
- 着替えの場所は半畳(90センチ四方)あれば足ります。
- 高さ40センチ前後のスツールを1脚置きます。立ったまま片足で脱ぐとふらつくので、座って脱いでもらいます。
- 幅35×奥行25センチ前後のカゴを1つ置きます。
- カーテンか扉で仕切り、施術者は外で待ちます。声をかけるのは「脱ぎ終わったら声をかけてください」の1回だけにします。
ワンルームで仕切りが作れない場合は、施術者がいったん部屋の外に出ます。外に出ている時間も、受け入れの3分に含めて考えます。
3. 脱ぐ順番と、脱いだものの置き方
脱ぐのはカウンセリングシートを書き終えてから
- 玄関で靴を脱ぐ
- 荷物を置き、カウンセリングシートを書いてもらう(5分前後)
- ストッキングやタイツの人は着替えの場所へ、靴下の人はベッドの縁に座る
- 脱いだものをカゴに入れる
- ベッドに上がる
シートは靴下やストッキングをはいたまま書いてもらいます。先に脱いでもらうと、記入の5分間、素足を床に置いたまま待たせることになるためです。
受け手が自分で置き、自分で取る
脱いだものは受け手が自分で畳み、左右をまとめてカゴに入れます。施術者は受け取りません。身につけていたものに施術者が触れないという考え方は、施術中の眼鏡とコンタクトはいつ外す?置き場所と帰り際の注意で扱った眼鏡の置き方と同じです。
- 小さな布袋かジッパー付きの袋を1枚渡し、その中に入れてもらいます。片方だけがほかの荷物に紛れるのを防げます。
- カゴはオイルを置くワゴンから50センチ以上離します。オイルの付いた手や瓶が触れると、生地にしみが残ります。
- ストッキングは引っかけると伝線します。ベッドの金具やワゴンの角の近くには置きません。
施術者の手元も見直しておく
伝線は、脱いだあとよりも脱ぐ前に起きやすくなります。施術者が脱ぐのを手伝うと、爪や指輪が生地に触れるためです。脱ぐのは受け手に任せ、施術者は爪を短く整え、指輪を外しておきます。
4. オイルを拭いてからはき直す
はき直す前に拭き取る
オイルが残ったまま靴下やストッキングをはくと、生地にしみが残り、はいたあとも足裏が滑ります。施術の終わりに、足の裏、指の間、甲、ふくらはぎの順に、蒸しタオルかフェイスタオルで押さえるように拭きます。目安は片足30秒、両足で1分です。
どこではき直すか
- 靴下:ベッドの縁に座った30秒のあいだにはいてもらいます。起き上がってすぐに立たせないためです。
- ストッキング・タイツ:脱いだときと同じ着替えの場所ではき直してもらいます。
- ベッドから着替えの場所までは素足で歩くことになります。素足やストッキングの足でフローリングを歩くと滑りやすいので、足元に45×60センチ前後のマットを敷くか、室内履きを用意します。
起き上がりから立ち上がるまでの流れは、施術の終わり方の設計で詳しく扱っています。
帰り際にカゴを1回見る
最後に、カゴと布袋が空になっているかを1回だけ見ます。靴下は片方だけが残りやすく、次の受け手が来てから見つかると取り違えの原因になります。
5. 足の施術を体系立てて学べる英国式リフレクソロジー講座
当学院の英国式リフレクソロジー講座では、足の裏、足の側面、足の甲、足首から膝までを順に学びます。実技には、サムウォーキング、スパイラルトリート、リンギング、ラウンドキープ、オイルトリートメント、フィストリングに加え、仕上げが独立した科目として含まれています。
理論では、リフレクソロジーの定義、解剖生理学、足の役割と構造、実践上での注意事項などを扱います。教材にフット模型が含まれているため、足の骨格と手を置く場所を見比べながらDVDを確認できます。
- 教材:DVD1枚、実技テキスト1冊、理論テキスト1冊、反射区表、副読本、フット模型、施術用オイル、確認問題
- 学習期間:標準2ヶ月〜8ヶ月、最長1年
- 認定証:2枚
- 受講料:通常79,200円のところ、資格支援特別価格28,500円(64%OFF)。月々1,348円からの分割払いにも対応しています。※資格支援特別価格は時期により変動します。
確認問題は100点満点中80点以上で合格で、再試験は無料で何度でも受けられます。試験料・認定料・送料・更新料はかかりません。学習中の疑問はメールで質問できます。お申込み前の契約条件は特定商取引法に基づく表記で確認できます。
6. よくある質問
素足で来てもらってもかまいませんか
かまいません。予約確定の連絡に1行添えておけば、素足で来るかどうかを受け手が選べます。帰りに冷える季節は、替えの靴下を持ってきてもらうよう書き添えておきます。
着圧ソックスや弾性ストッキングをはいている人はどうしますか
医療用の弾性ストッキングは、主治医の指示で着用していることがあります。脱いでよいかどうかは受け手に聞き、主治医から指示が出ている場合はそれを優先します。受け手自身も判断がつかない場合は、足の施術を見合わせ、主治医に相談してから改めて予約してもらいます。セラピストは診断を行わないため、脱いでよいかを施術者が決めることはしません。
タイツを脱ぎたくないと言われたら
無理に脱いでもらう必要はありません。足首から上を扱わず、靴下だけで済む足の裏と甲のメニューに切り替えるか、別の日に改めてもらいます。
ストッキングを伝線させてしまったら
その場で気づいた時点で伝え、謝ります。伝線は爪、指輪、ベッドの金具が原因になりやすいので、それらを前もって整えておくことが、いちばん確実な防ぎ方です。
脱いだあと、足に傷や赤みがあったら
その部分には触れずに施術を組み立て直します。原因を推測して伝えることはしません。腫れや痛み、赤みが続いていると受け手が話す場合は、皮膚科などの医療機関の受診をすすめます。



