セラピストが自宅サロンを開業するには|準備するものとやるべきこと
2022/03/20
目次
開業に必要なものを書き出して資金の計画を立てる|融資なども考慮
セラピストとして自宅で自分のサロンを開きたいとお考えですか。
どこかで雇われてセラピストとして働くよりも、やはり自分のサロンをもつことには憧れますよね。
しかし自宅でサロンを開業するのはとても大変そう、そんな気もします。
開業したら失敗はしたくありませんから、しっかりと準備をして自宅サロンを開業したいものです。
この記事では、セラピストが自宅でサロンを開業する方法を紹介します。
セラピストが自宅サロンを開業するために必要なこととは
セラピストが自宅でサロンを開業するために、まずは何が必要なのかを確認しておきましょう。
その上で開業をしたほうがいいのか、そうでないのかを判断し、開業を決めたら準備を進めていきます。
セラピストが自宅サロンを開業するために資格は必要?
セラピストが自宅サロンを開業するために、基本的に資格は絶対必要とはいえません。
しかしながらセラピストとして開業するからには、資格はあったほうが有利であることは間違いないでしょう。
お客様がサロンを選ぶ際に、やはり資格が何もないセラピストにお願いするよりは、資格を所持しているセラピストのほうが信頼できますし安心感もあります。
そのため、自分が開業したいセラピーに関する資格は取得しておいたほうがいいでしょう。
資格の認定証をサロンに飾っておけば、お客様の安心感にもつながります。
保健所に届け出や営業許可は出すべき?
セラピストが自宅サロンを開業する際、保健所への届け出は基本的には必要ありません。
ただし国家資格を必要とする施術をおこなう場合には、保健所への届け出が必要になります。
国家資格が必要な施術とは、あん摩マッサージや鍼灸などです。
一戸建て持ち家の一室で開業したい場合に必要なこと
自宅でサロンの開業をする場合に一番容易なのが、一戸建て持ち家の一室をサロンとして活用する場合でしょう。
必要なことはほとんどありません。
持ち家ならば家賃もかかりませんし、それほどご近所に迷惑がかかることも気にしなくていいからです。
また主婦業や育児との両立などメリットはたくさんあります。
今の自宅に余裕のある一室がある場合には、その部屋をサロン風にして開業すればいいので比較的問題が少ないといえるでしょう。
賃貸物件やマンションの一室で開業したい場合に必要なこと
一戸建て持ち家に対して、賃貸物件やマンションなど集合住宅で自宅サロンを開業したい場合には考えなくてはならないことが増えます。
まず一戸建てにしても集合住宅にしても、賃貸物件の場合には、大家さんなどの貸し主にサロンを開業してもよいかの許可が必要です。
黙って始めてしまい、開業したとたんに貸し主から「規約違反」などといわれてしまったら営業を続けることがむずかしくなってしまいます。
またたとえ持ち家だとしても集合住宅の場合には、管理会社へ事前に聞くなどが必要となる場合もあるでしょう。マンションの規約がある場合には、確認する必要があります。
そして集合住宅の場合で一番気になるのが、ご近所問題です。
不特定なお客様が絶えず出入りすることになると、同じフロアの住人などから苦情が来る可能性も考えられます。
事前に挨拶をするなど周囲と良好な関係をたもち、できれば万全を期して開業へと進みたいものです。
自宅でリラクゼーションサロンを開業|準備すること
自宅でリラクゼーションサロンを開業することを決めたら、さっそく準備を進めていきましょう。
やることがたくさんあるので、チェックリストを作って進めると安心です。
施術やサービスメニューの内容を決める
まずは、サロンでおこないたい施術やサービスのメニュー内容を決めましょう。
施術内容によって準備するものも変わってきます。
自分ができるセラピストの技術からメニューを決めますが、将来的にメニューの数を広げることも考慮しておくといいでしょう。
施術メニューが決まったら、それに合わせた準備を考えていきます。
フェイシャル
フェイシャルメニューの場合には、リクライングするチェアがあるといいでしょう。
椅子をリクライニングさせれば、お客様の背後から施術がおこなえます。
フット・ハンド
フットケアやハンドケアの場合には、チェアが1つあれば始められます。
施術スタイルによってはリクライニングする必要もないでしょう。
ボディ
ボディをケアするメニューの場合には、施術用のベッドが必要になります。
施術の方法によっては、ベッドを使わず床にマットなどを敷いておこなうことも可能でしょう。
赤ちゃん|ベビーマッサージ
赤ちゃんをケアする場合には、床を使うことが多いようです。
マットレスやバスタオルなどの用意が必要になりますが、バスタオルなどはお客様に持参してもらうなどの方法も考えられます。
自分1人でやるのか従業員を雇うのかを決める
自宅でサロンを開業する場合に、自分1人ですべてをおこなうのか、それとも従業員を雇うのかなどの経営方法を決めます。
開業に必要なものを書き出して資金の計画を立てる|融資なども考慮
おおよその方向性が決まったら、開業に必要なものを書き出してみましょう。
自宅の改装工事をするなど資金が多くかかることも予想される場合には、融資が必要かどうかも考えてみます。
自宅の一室で工事をしなくてもよい場合には、数万円程度からの開業も可能でしょう。
ここからは、開業にかかる費用の主なものを紹介していきます。
内装費
自宅をサロン風にするには、業者に工事を頼むレベルから、たとえばカーテンやインテリア小物を整えるレベルで完成するなどさまざまです。
工事が必要な場合には、業者へ見積もりを依頼してみましょう。
インテリア小物を購入する場合にも、予算にあわせてブランドや商品選びをしてみます。
自宅でサロンを開業する場合には、できれば生活感を消したいもの。
居住スペースとまったく別の部屋が確保できる場合にはサロン専用に内装を整えればいいですが、居住スペースと共用でサロンを開業する場合には、生活感のあるものをなるべく隠せるようにしたいものですね。
たとえば見せたくないところはインテリアにあった布をかけるなどするだけでも、生活感を消せます。
備品の購入費
サロンを開業する場合には、備品を購入する必要があります。
備品は施術の内容によって必要なものが異なりますので、自分が目指す施術内容に何が必要かを書き出してみましょう。
施術台やチェア、マットレス、ガウン、タオル類、洗面器、オイル、加湿器、除湿機、レジ、パソコンなどが考えられます。
広告宣伝などの販促費
サロンを開業する場合には、集客をしないとお客様は来てくれません。
そのため集客の手段を考える必要があります。
- 地元のフリーペーパーに広告を出稿する
- チラシを配る
- ホームページで発信する
- SNSで発信する
一番のおすすめはSNS発信です。
たいていは無料でできて、すぐにでも始められます。
拡散力が強くておすすめはTwitter、またインスタグラムは画像をたくさん載せられますので画像で宣伝したい場合にはインスタグラムがおすすめです。
サロン業務に必要なものを購入する
必要なもののリストアップができたら、実際に購入していきます。
予算を抑えたい場合には、上手にリサイクル品を利用したりネットで安く見つけたりしましょう。
【購入品チェックリスト】
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数量 |
予算 |
購入済み✔ |
施術台 |
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マットレス |
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チェア |
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バスタオル |
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フェイスタオル |
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ガウン |
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マッサージオイル |
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消毒液 |
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マスク |
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集客方法を考える|ホームページの制作やSNSの開始
サロンの準備を進めると同時に、集客の方法も決めて準備を進めていきましょう。
チラシやビラを配るのであれば、オープンの日までに用意します。
ホームページを作ったり、SNSで告知をしたりする場合には、できるだけ早くから始めるほうがいいでしょう。
失敗しないための経営方法を勉強する|帳簿や確定申告のやり方
自宅でサロンを開業する場合には、やはり失敗はしたくありません。
そのためには経営方法についても勉強しておきましょう。
経営方法といってもそれほどむずかしく考える必要はないのです。
まずは確定申告をおこなうために、帳簿の付け方を覚えておきましょう。
開業したあとに必要なこととは?
自宅サロンは開業したあとにもやるべきことがあります。
順調に営業を続けていくために、必要なことです。
儲かるためには集客が必要
せっかく開業したサロンも、お客様が来てくれないと経営は困難になってしまいます。
できる限りお客様を呼び込めるように、集客も続けていきましょう。
チラシを作ってポスティングする、地元のお店においてもらうなどが有効です。
ホームページで有益な情報を流したり、SNSでこまめに発信したりしていくことはもちろんですが、最初のうちは無料や半額での体験施術などの企画もしてみるとよいでしょう。
やがては近所の人から認知されて、口コミで広がる可能性もあります。
その際も、無料や半額以上の価値を提供することが大切です。
開業届を出す
サロンを開業して利益がでてきたら、開業届けを出しましょう。
開業届けは儲かってからでも遅くはありません。
もちろん開業と同時に開業届けを出すことも可能です。
確定申告をおこなう|青色申告か白色申告か
自宅サロンを開業後、確定申告の時期が来たら確定申告をおこないましょう。
確定申告には、青色申告と白色申告があります。
どちらがいいのかは迷うところですが、おすすめなのは青色申告。
青色申告は帳簿を付けるなど面倒のように思われますが、白色申告よりも控除の額も大きく優遇されています。
いずれにしても、自宅サロンの経営でどのようなものが経費にできるのかなど、お金の勉強も必要になります。
失敗しないために|勉強やスキルアップを続ける
「また来たい!」と思ってもらえるサロンにするためには、料金以上の価値提供をすることが大切です。
「この料金でここまでしてくれるから、次回もここに来たい」と感じれば、固定客になってもらえます。
そのためには、つねに勉強やスキルアップを続ける努力も必要でしょう。
スキルアップすることにより、新たなメニューを展開できたり、より上質なサービスを提供できたりするようになるはずです。
そうなれば、お客様もいつでも新鮮な気持ちで通ってくれるので、末永く利用してもらえる可能性が高まります。
自宅サロン開業を成功させるなら資格取得で信頼を得よう!
自宅サロンを開業して成功させるなら、すでに資格をもっている場合にはその資格をいかし、まだもっていない場合には資格を取得してお客様の信頼を得ましょう。
グローバルボディケア総合学院では160もの講座が用意されているため、自分にあった資格が選べます。
またグローバルボディケア総合学院では、自宅サロンの開業を応援しています。
目指したいセラピストの資格を取得でき、さらには開業の支援もしてくれるので心強いですね。
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詳細はこちらから→グローバルボディケア総合学院公式サイト
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